地盤改良の流れ

調査から工事までの流れ

工事用足場

【地盤調査】

まずは地盤の状況を把握するための調査と解析を行います。 戸建住宅の地盤調査でもっとも一般的なのは、スウェーデン式サウンディング調査です。 スウェーデン式サウンディング調査とは、100Kgのおもりを載せて螺旋状の先端部を地中にねじ込み、その地盤の固さを測定するものです。 この地盤調査の結果と現地の地盤・土質などのデータを調べて、そのまま家を建てても大丈夫か、地盤改良工事の必要があるのかを判断します。 地盤調査で改良の必要性があると判断されたら、家を建てる前に問題点を改善するような地盤改良をすることになります。

【地盤改良工事】

調査の結果、この地盤のままでは家を建設するのは危険、という結果が出た場合は、補強・改良工事を行うことになります。 どの工法で地盤改良工事を行うかという選択も非常に重要です。 表層改良工法は軟弱地盤が2メートル以下の場合に行われる工法で、表面の土にセメント(凝固剤)を混ぜて固めます。 柱状改良工法は軟弱地盤が2メートル~5メートル程度の場合に行われる工法で、土の中に穴を掘って柱状に凝固剤を埋めてコンクリート状の柱を造ります。 鋼管杭工法は6メートル以上軟弱地盤が続いている場合に行われる工法で、土の中に鋼製の杭を打ち込みます。

【地盤の保証】

地盤保証会社の基準に基づいた地盤調査及び地盤改良工事を経て現場の検査に合格すると、この土地なら家を建てても大丈夫です、という保証が得られます(名古屋の地盤改良会社の保証の例)。 地盤改良して保証会社に保証された土地で問題が起こった場合、保証会社から保険金がもらえます。 保証内容は保証会社や契約等によっても異なりますが、10年間5,000万円までというのが一般的でしょう。 万一の時の事故の備えとなりますしなにかあったら金額も大きくなってしまうので、その地盤に不安があるようならこの制度を利用すれば安心でしょう。